拙いイラスト(画)や下手っぴ写真(写)をダラダラと展示。PCの呟きもブツブツと…。
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10年前の記憶。
在原 雅人 14歳 中学2年生――。
学校が終わり、自宅の離れにある書道教室へ稽古に向かう途中、一人の女の子とバタリと出くわす。
この子のことは知っている。同じ教室に通う女の子。
確か…父親が何処かのお偉いさんだとか何とか。いわゆるお嬢様。
「あ、雅人さん!これからお稽古ですか?」
無邪気に尋ねる少女。その問いに無言でコクリと頷く。
「この間は…運筆を教えてくださってありがとうございました。おかげでちょっと上達したみたいです」
嬉々と礼を言う少女。
そういえば、この前そんな事を教えたような気もする…。
「それじゃ、私は帰ります。お稽古頑張ってくださいね♪」
少女はペコリと一礼すると、笑顔で手を振りその場をしとやかに去る。
少年は無表情のまま相手を見送る。
何気ない出来事。
この何でもないようなところで、運命の歯車が音をガタン…と立てていた――。
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